カウンセリング外来

子どもの成育・発達相談外来

不登校|やる気が出ない|だるい|頭痛|身体の発育が遅い|など

担当医師:小児科 倉井峰弘
(第1・3・5日曜日 完全予約制)

子どもたちの心身症は決して「なまけ」や「仮病」ではありません。

 一人ひとりの身体症状に耳を傾け、どうして症状が起きているのかを
お子さん本人とご家族と認識を共有することが大切です。

治療の目的

「心身症」は隠れた病気があればもちろんのこと、発達や個体差、性格、二次性徴、環境や気候などにも影響をうけるため、一度の短時間の診察では結論まで出ないことも多いです。そのため、必要な検査もお子さんや家族が納得した上で行います。

お子さん、ご家族の不安を和らげること、今後短期、中期、長期的に何をしていけばいいかを一緒に目標を持って評価しながら、ゆっくりと階段を登っていきます。そして時には休んで戻ることも大切です。

ちょっとした日常生活の相談が、身体症状や不安を和らげてくれることがあります。子どもたちは、意外と大きなプレッシャーの中で日々成長しています。すぐに全てが解決するわけではありません。一緒に悩み、一緒に成長していきましょう。

【対象】
乳児から15歳までのお子さんとそのご家族

【外来日】
第1・第3・第5週の日曜日

*診察には保険が適応されます。
*完全予約制となります。
*初回はお電話(0596-31-1511 平日の診察時間内)にて予約を承ります。

持ち物

健康保険証

診察券

お持ちの方のみ

母子手帳

カウンセリング外来問診表

事前に受付でお渡しも可能です。もちろん受診当日でも構いません。
わかる範囲で記入してください

受診の注意事項①

原則、初診時は電話(0596-31-1511)にて予約を承ります。定期受診が必要な方(再診)は日時・時間帯予約を当院で取らせていただきます。

受診の注意事項②

初診は来院していただき、診察後にこちらで日程調整します。追加の診察や検査が必要になる際は、複数回の受診になることをご了承ください。

受診の注意事項③

倉井医師の外来担当日に受診も可能ですが、時間に限りがありますので、後日カウンセリング外来をご案内させていただく事があります。

受診の注意事項④

初診の方で十分な時間や面談が診察に必要と判断させていただいた場合、再来枠などで複数回での対応となる場合があります。

受診の注意事項⑤

日曜日の診察の為、お会計、お薬の処方ができません。後日再度受付までお越しいただく必要がありますことをご理解ください。

主な対象疾患

不登校

子どもたちの多くは身体の不調を訴えて小児科を受診します。

その中には「学校に行けない、もしくは行かない」という背景や不安を抱えた子どもたちも多く、子どもたち本人と身体や学校のことを話し合います。

学校に行けていないこと自体も、強い心理的なストレスとなることも多く、登校刺激が逆効果となり、引きこもり生活へ移行する子もいます。

不安を持って受診される子どもたちの背景に見逃されている身体疾患はないか、適応障害や発達障害、精神疾患などはないか、医学的評価を行います。

必要に応じて、各専門医療機関へ紹介させて頂きます。いじめや家族内問題などに対して、学校や行政、保健機関、ご家族と協力して子どもたちを支援していくことが大切です。それぞれの子どもたちにあった介入方法や治療に決まったものはありません。

起立性調節障害

大人になるための成長(二次性徴・思春期)に伴い、自律神経系の機能調節がアンバランスになった状態です。

身体症状として病気で困ることもあれば、得意だったスポーツがうまくできなくなったり、趣味で楽しかったことが嫌になったり夢中になれなくなることもあります。子どもたち誰しもが多かれ少なかれ経験すると言われています。 お子さん自身は病気という認識を捨てて、自分自身の体の変化や症状を理解し、過剰な不安にならずに自分をコントロールできるようにすることが大切です。

一方でご家族は、なまけや仮病、気持ちの問題と思い込まずに、病気であると認めてあげる必要性があります。定期的な受診で隠れた病気がないか、自分をコントロールできているかどうか、体の不調をきっかけに別の病気や他の問題が生じていないかを確認して行きます。

増悪しやすい時期、環境、生活スタイル、気持ちのコントロールなどを少しずつ調整していくことが大切です。起立性調節障害の診断のために詳細な問診、採血、レントゲン、心電図、新起立テストなど、数回の受診が必要になることがあります。4つのタイプに分類され、各タイプに応じて適切な生活指導や治療を行なっていきます。

頭痛

子どもたちの頭痛は頭頸部(耳、鼻、のど)の炎症になることが多いです。例えば、溶連菌感染、中耳炎、副鼻腔炎(蓄膿)や虫歯などです

その他は血管性、筋肉性、脳や全身の病気によるものです。血管性の代表は片頭痛です。ご家族の中に片頭痛を持っている方がいることが多いです。

誘発因子となる光、匂い、食物などを避け、十分な休息と睡眠、規則正しい生活が大切です。

また、症状出現早期に痛み止めや吐き気止めを飲んで、暗く静かで快適なところで休むことも大切です。

頭痛の性質や頻度によっては画像検査をお勧めすることもあります。

生活習慣の悩み

新型コロナウイルス流行により、長期休校、在宅ワーク、オンライン授業が行われ、それらは子どもたちの心情、体調、睡眠、運動に負の影響を及ぼしていると報告があります

生活様式の変容に伴い、子どもたち一人ひとりの生活習慣管理は非常に大切です。日常診療や予防接種で受診した際に、身長、体重、血圧や腹囲などを適宜測定するのは、正しい生活習慣が送れているかを確認しています。肥満ややせの評価だけでなく、採血による栄養・健康状態の評価も可能です。

食事や運動の量、時間や内容についても一緒に考えていきます。

その他

やる気が出ない、生活習慣を変えたいけど変えることができないなど、些細な相談でも大丈夫です。

生活習慣の改善のきっかけや、動機付けを行い、お子さんとご家族の意向に合わせて一緒に考えて行きましょう。

一般小児科診療の中でも、心理社会的なストレスが身体症状に影響している可能性がある子どもたちには、時間をかけて診察させて頂くためにカウンセリング外来(子どもの成育・発達相談外来)をご案内させて頂くこともあります。 

診察のご予約

自動音声により受付けています。音声案内に従って、ご希望のお時間をご予約ください。

(予約は前日の20時以降受付)

診察以外のご予約&お問合せ

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休診日|祝日・第2・第4日曜日